こんにちは さめなますです
今回は、ネット情報でのクロスの空気の抜き方と職人の空気の抜き方の違い
空気を抜く作業の重要性
クロスを貼る作業に付き物の空気抜き
スムーサーか撫で棒(毛の付いたエアー抜きの物)での空気の抜け方には違いはありません
しかし、空気を抜く作業は、ジョイント部の開きに大きな影響を及ぼします
簡単な作業にみえますが、実は奥が深いのです
ネット情報
ネットのDIY作業記事では、上下に撫で棒を動かし空気お抜くとありますが、
厳密にいえばNGです
大体のプロの方もこの方法で空気を抜いているのも事実です
しかし、私は経師屋あがりなので、この空気抜きはしません
理由としましては、いくらクロスが真っすぐ貼ってあるように見えても、実はよれているのです
例えば、2枚目を貼る時に分かると思うのですが、1枚目の左端に2枚目を突きつけで合わせる時、隙間がでたり、重なったりしませんか?
これは、1枚目が真っすぐ貼ってない事になります
このとき、この凹凸に合わせるようにクロスを手のひらで押したり引いたりして、ローラーをかけます
そうすると、クロスに無理な力がかかり、乾く段階の収縮により、隙間が開く原因となります
特に重ね張りはこのよれを気にしないというか、突きつけと違い重ねるので、よれに気が付きにくいです 重ね張りのジョイントの開きの40%位に起因します
プロのやり方
★ アドバイス
基本的には縦に空気を抜きますが、1枚目と2枚目のジョイント部が開いていたら、
そこに気泡を持ってくイメージです
イメージとしては、空気の力をかりてクロスを伸ばすです
この膨らんでいる所は、クロスが少し余っていると言いますか、たわんでいるイメージです
こいう風に、このたわんでいる部分を空気の力で、凹みに持ってくイメージで撫でてください
そうすると、自然な力で凹みに合わせる事ができます
その上で、手で調整します
この違いだけで、クロスのよれの解消にもなり、ジョイントの開きの予防にもなります
これを、縦方向に空気抜きをすれば、先ほど説明した、手で無理矢理合わせなければなりません
しかし、この空気でのクロスを合わせる工程では無理な力がクロスにかかりません
特に突きつけでの作業に威力を発揮しますので、イメージして作業して頂ければ嬉しく思います
今の説明は、ネット情報でのクロスの空気の抜き方への参考例です
別にまた、下の記事でのクロスの貼り方と併用して頂ければ、効率・仕上がりが変わってきます