こんにちは さめなますです
前回記事にしました、クロスの剥がし方で触れた、剥がれないクロスへの対処法です
剥がれないクロスへ対処法
この前の記事で触れましたが、プロでも剥がせないクロスは剥がせません
無理矢理スクレーパーで剥がす方法を記載しましたが、後の下地処理に時間と費用を要します
私達も時間を気にしますし、工期の無い時もあります
その時にする工程です
ほぼ間違いないのですが、剥がれないクロスの表面は発砲系で、凸凹がかなりあります
この状態で無理矢理、クロスを貼っても接着しません
凸凹の点で接着して、もしかしたらその時はくっ付くかもしれませんが、必ず後から剥げてきます これは自信を持って断言します
用意する物
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5寸と10寸があれば理想的です
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パテバケツは100均でうってる箱とかでも大丈夫です
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木工ボンド
作業の前の養生
パテ掛けや下地処理は汚れます
勿論クロス貼りも汚れますが、養生をする事によりそのあとの掃除が楽になるので、養生は必ずしましょう
パテで全面下地作り
まずクロスの凸凹を処理しなければなりません
貼るクロスをきちんと下のクロスへ密着する為です
パテを使って、凸凹を平にします
クロスへ塗布するパテの作り方
★ポイント パテは仕上げ用を使う
下塗り用は粒子が荒いので、凸凹をキレイに埋めても、パテ自体にクロスが密着しません
1 パテバケツへ水をいれます
2 ボンドを水100に対して20位入れて攪拌します
3 パテ粉を入れて攪拌します
★ポイント ボンドを使う理由
クロスはほぼビニールで出来ています パテをそのまま塗布しても良いのですが、
パテを下地になるクロスへ密着させたいのでボンドをいれます
ボンドを入れる事により、パテの強度も増します
パテの塗り方
プロならささっとやっていまいますが、初挑戦の方は塗り方も分からないと思います
安心してください 簡単な方法があるので、図で説明します
乾いたら、全体に軽くサンダーをかけて、2回目へ移行です
この工程を2回繰り返して下さい
乾いたら、手で触ってみて、クロスの凸凹感じるようであれば、3回目の施工です
★ ポイント
プロは1回目の時に厚めに塗布します
しかし、パテ掛けに慣れていない場合は、何回にも分けて塗る事をお勧めします
理由は、塗るより、塗り過ぎたパテを削る方が疲れるからです
あと、削るとパテの粉もでるので、掃除も大変になります
最終仕上げ
完全に下地のクロスが埋まったら、全体にサンダーを掛けます
次に、パテ全面にシーラーを塗布して、下地作り完成です
★ ポイント
シーラーは水100に対してシーラー30位の割合で作って下さい
完全に乾いたのを確認したら、クロスを貼る作業にお進みください
コアシートを使った下地作り
コアシートとは、プロが使う特殊な紙です
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ヤヨイ化学 Newコアシート 960mm×50m 1つ 316-325 価格:5,500円 |
ガラスやプリントボード、アルミ下地等、通常ではクロスを貼れない所に無理矢理下地を作るシートの事です
勿論、専用の接着剤もあります
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現段階で最強の内装接着剤です クロスへも対応しているので、私達は剥がれない場合これを使います
コアシートのメリット
全面パテ等の作業がほぼ省けるので、部屋が汚れない
乾き次第、クロスを貼る作業にすすめる
(コアシートを張ってもまだ凸凹なら、1回パテ処理をする)
コアシートのデメリット
糊が強力なので、ふき取りに気を遣う
コアシートを含めると2回貼る作業になる
養生準備
コアシートの糊は強力なので、完全に養生をしましょう
普通のクロス糊は、水で拭けば大体とれますが、コアシートの糊に関しては強力なので、服装も捨てて良いもので作業しましょう
貼る前にやる事
現状貼ってあるクロスに浮き等がある場合は、その部分をカットしておいてください
コアシートを貼る前にやっておいた方が楽です
コンセントカバー等を外しておく
養生テープをコンセントの挿し口にはっておく
これは、凄く大事です ノリが金属面につくと、感電したりします
ふき取りの時もコンセント口に水を含んだスポンジも危険です
可能ならば、その部屋のブレーカーを落とす事を推薦します
貼り方
コアシートへローラーで糊を塗布し、クロスへ貼り付けていきます
★ ポイント
水で希釈しない
糊を塗布したら、5分位コアシートの糊をなじませる 直ぐに貼ると破けやすくなります
天井から床まで250CMなら257CMでカットして貼り付けます
空気を抜きながら、圧着していきましょう
★ ポイント
寝るべく、均等な力で空気を抜いてください
糊だまりがあった場合は、シートの端から出してやり、ふき取りましょう
1
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2
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クロスを貼るなら、2のブラシを用意していると思いますが、
タフタの糊は強力です ブラシの毛に付着して固まると、2度と使えなくなります
1のスムーサーを使いましょう 圧着の観点からも良いです
スムーサーもまめに濡れたタオルで拭きながら作業をしましょう
余分な部分はカットして、スポンジでキレイに糊をふき取って下さい
1枚目を貼ったら、2枚目になりますが、ここでは重ね切りはしません
★ ポイント
なれるまでは、まっすぐ貼れないと思います
そんな時は、チョークの墨ツボを使います
注意 本当の墨はダメです ほかのサイト等では推薦していますが、ダメな理由は、年数が経つと、墨がクロスへ浮いてきて、墨のラインが出てしまいます
出ない墨も売っていますが、そもそも墨ツボを使えば、手に墨が付着し、そのまま気づかずにクロスを触ってしまえば、クロスが汚れます 墨はキレイにふき取る事はできません
私達は、チョークの墨ツボを使っています
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重なるより隙間が開いてるほうが、良いです
1枚目と2枚目の開いている所へローラーをかけて軽く圧着します
これを繰り返し、クロス面全部に貼り付けます
★ ポイント
廻り縁・巾木の際まできちんと貼る事
貼る前にやる所で、もし浮いたクロスなどをはいたら、パテを少しかけておきましょう
下のクロスの凸凹がひどいようでしたら、パテ処理してください
1日おいて完全乾燥させます
貼る作業へ進みましょう