こんにちは さめなますです
張り替えDIYでまず最初の工程は、クロスをはがすことです
プロ目線で解説していきます
クロスの理想的なはがし方
簡単に剥がせば良いと思いますが、ここでもコツがあります
この工程での出来栄えにより、この後の作業に大きく影響します
材質、表面の硬さなどで、難易度は変わります
用意する物
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クロスを剥がす時に使います
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これは、私達プロも仕様している物です
替刃は黒刃を用意するようにしましょう 切れ味が違います
最低でも、30枚は必要となります
剥がしやすいクロス
表層が硬いクロス
剥がし方
下の図で説明しながら、進めて行きます
まず、クロスの表面だけを剥がすのが理想です
この図から見れば、1です
クロスは表層1と下紙2で、構成されてるので、下紙が残るのが良いですね
(注)法律的には住宅のクロスに対して、不燃認定
シールが義務付けされています
本来ならば、下紙も剥がすが正しい解釈ですが、
張り替えでこれはあまり触れてはいないのです 一応、説明させて頂きました
次に、表層の剥がし方についての説明です
一番やっちゃいけないのが、ボードの表層3まで剥がすことです
DIYで一番注意する所です
ここまで剥がしてしまうと、大掛かりな下地処理まで必要となるので、無駄な作業が増えます
まず、クロスのジョイント部(繋ぎ目の事)からカッターをいれて、歯の部分で一部分を下紙と剥がします
ジョイント部の一番下からカッターを入れましょう
カッターは斜めにいれて、きっかけをつかみます
ここで、表層のみ一部分はがせたら、第1段階クリアです
ここから、
この用に剥がしていきます
この時のコツは、剥がす力を1点に集中させない、★印を手のひらで挟むように剥がすのがコツです
剥がしたクロスは切らずに繋げたままにしておいてください
次は
矢印の部分の中央を手のひらで挟み上へ剥がしていきます
天井部まで1枚で剥がせたら理想です 残ったりした所は、最初の工程と同じように表層を意識してはがしましょう
コツ
・剥がす時は手のひらで挟むように剥がす
・表層のみだけを剥がすようにする
・極力下地は傷つけない
・途中でちぎれたりしたら、パテベラを使用して、剥がしてもOKです
剥がしにくいクロス
表層が発砲系のクロス
爪でガリっとやると、表層が爪に残るイメージ
剥がし方
先ほどの工程で剥がれないようであれば、次はこの方法をお試しください
この用に立てにカッターで切り込みをいれ、上下は構いませんが、縦に少量の幅で剥がしていきます
クロスの模様により縦がだめなら、横方向への切り込みでも大丈夫です
コツ
・下紙2までカッターを入れないように注意しましょう
・刃先にゴリゴリ感が伝わって来た場合は、石膏ボードの4まで到達しているので、刃を抜き、再度入れ直しましょう
(注)この位の剥がれないクロスだと、多少は下地補修が必要になってきます
全く剥がれないクロス
これは、プロでも手を焼きます
表層がちぎれちぎれで、全くまとまって剥がせない場合のクロスです
このタイプになると、パテベラでの太刀打ちは不可能です
こういう場合はプロはどうするかと言うと、二通りあります
1 スクレーパーで無理矢理剥がす
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これを使って、表層だけをイメージして剥がしていきます
ただ、プロでも下地を無傷で剥がし終えるのは不可能です
なので、下地補修ありきで剥がしていきます
2 そもそも剥がさない
仕事での張り替えなら絶対、工事をしなければなりませんが、
DIYでしたら、リメイクシートでの施工への変更も視野にいれても良いかもです
これに関しては、下地補修の項目で説明しますので、こちらを参照ください